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錆色アーキテクチュア
団体客向けに特化しすぎ、需要の変化に対応し切れず旅館の廃業が続く斜陽の温泉街へ。 なかんずく斜陽化の甚だしいこの界隈には営業中の旅館がほとんど残っていない。 廃墟では人がいる気配が最も怖い 未だに消費自粛ムードが払拭されない平日の昼間だとは... -
飄禄玉
こんなお店があるのを知ったのはつい最近。 念願だった川魚料理の飄禄玉へ。立地がまた素敵で、田舎のお婆ちゃん家に来たような錯覚に陥る。 鯉のあらい、鱒の唐揚げ、鯉の味噌汁・・・何を頼んでもおいしい!特に、たっぷりの大根おろしをこれでもかと乗せて... -
富士五湖満腹ツーリング
春初めツーリングは、ツーリングの続行が危ぶまれるほどの戦いを強いられた。これは、その全記録である。 道志みちを快走し山中湖へ。普段と何ら変わらぬ爽やかなツーリングが展開され、冠雪した富士山が印象的だった。 気温の低い富士五湖周辺は、今がま... -
極上の会津
冬の寒さを、身を以て体感する。今年の恒例冬旅は、会津若松に決定した。 未明に出発し、常磐道~磐越道経由で会津若松へ。磐越道に入ると、フロントガラスを叩く雨は雪に変わった。 よし来た! 会津若松に到着したのなら、まずは飯盛山巡礼が欠かせない。... -
浅草名所七福神巡り
九は数の究み、一は変じて七、七変じて九と為す。九は鳩であり集まる意味をもち、又、天地の至数、易では陽を表わす。浅草名所七福神リーフレットより 浅草名所七福神(あさくさなどころしちふくじん)が奉られているのは九つの寺社。年初めに江戸の小粋な風... -
assembly
無機物で構成されていながら、その造形、煙や光を放つ姿は有機的で美しい。 製油所も、火力発電所も、正月であろうといつもと変わらず勤めている人間がいて、我々の快適な生活は支えられている。 -
七里ヶ浜夕景
夕焼けにも種類があって、ごくたまに空が一面ピンクになる時がある。とろけるような夕焼けピンクを狙って出かけても、なかなか思うようには出会えない。 そういう素晴らしい夕焼けに限って仕事の合間に外に出てみると出会えたりするんだよね。 -
立石夕景
夕方に合わせて立石へ向かうと、既に多くの人が場所取りをしていた。 空いていたスペースに三脚を置かせて貰うと、常連の方がいい写真が撮れる時間帯やちょっとしたノウハウを教えてくれた。 -
first shooting
ずっと耐えてたのに、耐え切れなかった。箍、外れてしまいました。 5年に亘り現役を貫いたαSweet Digitalから刷新され新規投入したEOS 5D markIIを片手に、鎌倉へ初撮りへ行ってきた。 「おうぎがや」ではなく「おうぎがやつ」と読むらしい 当たり前だけど... -
地の果てるところ・シリエトク 結篇
最終日は、飛行機が発つまでの短い間に近場を周遊。 まず向かったのは、能取岬。そして、岬へと至るフォトジェニックな道。 岬一帯は草原になっていて、昼寝したら最高だろうな。 能取湖岸に群生するサンゴ草は、見頃を少し過ぎていていた。でも観光客は多... -
地の果てるところ・シリエトク 後篇
昨日は不気味に感じたこの道も、打って変わって幻想的ですらある。 左方を見ると、根室海峡を挟んですぐそこに国後島の島影が見えた。思っていた以上に近い。 雲ひとつない空の下、原生花園の中の直線道を行く。オンシーズンは馬車に乗ってトドワラまで行... -
地の果てるところ・シリエトク 中篇
斜里から根北峠へ向かう途中に、越川という集落がある。 かつて、ここには鉄道の駅があった。 知床斜里から線路を分かち、峠を経て根室標津へ至る国鉄根北線。今から考えればよくこんなところに鉄路を、というのが正直なところだが当時は、建設するに当た... -
地の果てるところ・シリエトク 前篇
雲海を抜けると、眼下に波打つ緑の丘陵地帯が広がった。葉脈のように巡る道路に、ケシ粒のような車が流れる。 のっけから、忘れ掛けていた北海道のスケールの違いを見せつけられる。 本当なら北海道はバイクで周りたいところだが、時間が許さなかった。仕... -
鈴鹿バルーンフェスティバル
心に訴えかけてくるイベントがある、と友人が声高に叫んでいた数日後仕事が終わりにふと我に返ると、東名高速を西へと走る車内にいた。 そして、夜明け前に鈴鹿に到着。 まさかの一番乗り。 ほどなくして、他のギャラリーたちも続々ととやってきた。朝焼け... -
木曽駒クライマーズハイ
衝動を抑え切れず、気づけば信州へ向かっていた。 茅野から杖突峠を越え、高遠へ。ドライバーズハイ状態でどんどん進む。 衝動的に思い立った木曽駒ケ岳(標高2956m)への単独行。標高2560mの千畳敷カールまでは、黙ってても駒ヶ岳ロープウェイが運んでくれ... -
信濃の城下町へ
今回は、信州の温泉で癒される旅。癒しというテーマで選んだのは、別所温泉と信州の鎌倉と呼ばれる塩田平、およびその周辺。 東関越道上信越道で向かうは御代田。ここに、友人が愛して止まないトンカツがあるという。 昼はトンカツ屋、夜は居酒屋になる自... -
宮ヶ瀬湖上クルーズ
気軽にバイクに乗って行く先は、三浦半島か箱根か宮ヶ瀬がとても多い。 今回も、こうして宮ヶ瀬にやってきたわけだけど湖に遊覧船みやがせ21が就航してるとは知らなかった。 それならば、と躊躇することなく湖上クルーズとしゃれこもう。日曜だからだろう... -
須賀利を訪ねて 後篇
須賀利は、尾鷲湾を挟んで対岸に位置する尾鷲市の飛び地。言葉で行っても解かりにくいけど、地図で見れば一目瞭然。 このような立地から、昭和57年に県道が開通するまでは陸路で訪れることができず唯一の交通手段が、尾鷲港とを繋ぐ須賀利巡航船のみという... -
須賀利を訪ねて 前篇
伊勢湾フェリー、2010年10月1日付で撤退! というニュースを受け、鳥羽方面へツーリングに行くことにした。 深夜の東名をひた走り、日が回る頃にウィンドシティホテルに投宿。 翌朝、伊良湖クリスタルポルトから伊勢湾フェリーの始発便に何とか乗り込む。... -
駿河海岸線ツーリング 後篇
快適な海沿いの清水バイパスを走る。 砂嘴である三保半島の先端に、目指す東海大学海洋科学博物館がある。時間が許せば1984年に廃止された清水港線の跡も探訪したかったが、いつか訪れてみたい。 隣接する自然史博物館との共通入場券(1800円)を購入し、さ...