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駿河海岸線ツーリング 前篇
駿河湾沿岸に沿って点在する見どころを巡るツーリングの一発目は昭和19年に切り替えられた東海道本線旧線の石部トンネルだ。 国道脇からロープを伝いながら急斜面を降りると海岸に出た。探すまでもなく、半ば瓦解した石部トンネルは足元にその一部を飛散さ... -
さくらの山公園
成田空港のそばに、離着陸する飛行機が間近に見える公園があるらしいよと父親から誘われ、成田までツーリングに出掛けた。 飛行機を撮るっていうのに、一眼じゃなくコンデジを持ってきてしまったけど思った以上に飛行機が近くを飛ぶので、何とか画になる写... -
軍艦島カタルシス
嘗て、戦後日本のエネルギー供給が石油に取って代わられる前日本経済、日本の高度成長を支えたのは黒いダイヤと形容された石炭だった。国内随所に炭鉱は掘られ、炭鉱を中心に鉄道が敷設され炭鉱町が形成された。炭鉱町には鉱夫とその家族が暮らし、たくさ... -
九州カタルシス 後篇
ありがちなツアーのような、ガイドブックを辿る旅は昨日まで。熊本フェリー始発便で島原へ渡り、まず向かったのは・・・ 1991年6月。死者行方不明者43名を出した雲仙普賢岳の大火砕流に巻き込まれ、焼け爛れた旧大野木場小学校被災校舎。 日本の災害史に残る... -
九州カタルシス 中篇
朝、目覚めると外は雨でした。結論からいえば、今回の旅行は初日以外すべて雨。 時間に余裕があれば入ってみたかった竹瓦温泉。 風格ある堂々とした佇まいで、無数にある別府の共同湯の中でもシンボル的な存在と納得した。ただ立地が思いがけずいかがわし... -
九州カタルシス 前編
新規参入組のスターフライヤーは、機材は新規調達、装備は豪華でなぜこの価格なのかと思っていたら、福岡空港じゃなくて北九州空港発着だから安いのだ、と納得。 今回は、九州をレンタカーで巡りたい。九州初上陸なので期待が高まる。 まず向かったのは「... -
横須賀海軍カレー
マンフロットの三脚を新調したので、久しぶりの猿島で試し撃ち! 島へ渡る前に、まずは腹ごしらえ。活魚料理の魚藍亭隣にある魚藍亭よこすか海軍カレー館で海軍カレーを食べてみたい。 元祖よこすか海軍カレー(850円) カレーを頼んでしばらくするとまずは... -
gokayama 後篇
少し早起きをし、早朝の五箇山を散策してみる。キリリと冷えた外気に触れ、眠気が一気に吹き飛んだ。 相倉集落は、ひるがの高原に端を発する庄川が作り出した河岸段丘上にありこの川が平野へと流れ、扇状地を作り散居村で有名な砺波平野が生まれた。 見渡... -
gokayama 前篇
厳冬雪国行。今回は、富山県側より五箇山・白川郷を目指す。 夜のうちに東中野で落ち合い、そのまま関越道→上信越道で長野へ。そして、長野のネットカフェで仮眠しての妙高サービスエリアという展開。 それにしても妙高高原の雪はハンパじゃない。売店でソ... -
宮ヶ瀬ノスタルジア
神奈川県の水瓶宮ヶ瀬ダムは、国内でも最大級のダム事業として1991年に着工1994年に堤体が竣工し、翌年に試験湛水が開始され、1998年に満水位に達した。 よく宮ヶ瀬~ヤビツ峠ルートをツーリングで使わせて貰っておきながらこれまで、湖に没した遺構をきち... -
冬富士登坂
冬の富士で起きた片山右京パーティの遭難事故や2019年にはニコニコ動画を生配信しながら滑落した事故も記憶に新しい。 冬富士は、ヒマラヤ以上に危険 ベテラン登山家をしてそう言わしめるほど、冬の富士は危険な山らしい。風が強く天候が変化しやすい独立... -
欧州一人旅 凱旋門篇
実質滞在最終日となる今日、どれだけパリを見れるか。パリの本当に表面だけをさらう、もったいない1日が始まった。 心ならずも時間の無さから、エッフェル塔は諦めた・・・ ルーヴル美術館を出ると、通りはそのまま凱旋門まで一直線。小柄なミニチュア凱旋門... -
欧州一人旅 ルーブル美術館篇
今日は、2007年に開通したLGV東ヨーロッパ線で、一路パリへ向かう。 この路線、営業運転前の試験走行で車輪で走る列車としては世界最速の574.8キロというとんでもない記録を樹立したことで記憶に新しい。 食堂は学生で大賑わいで、東洋人は我々しかいない... -
欧州一人旅 ノートルダム大聖堂篇
ノートルダム大聖堂は、聖母マリアに捧げられ名付けられた教会堂である。ノートルダム(Notre-Dame, 英語ではOur Lady)はフランス語で「私達の貴婦人」という意味で、聖母マリアを指している。ノートルダムを冠した教会堂は世界各地のフランス語圏の都市に... -
欧州一人旅 アルザス博物館篇
アルザス地方の家庭で使われていた伝統的な生活用具等を展示・紹介しているアルザス博物館(Mesée Alsacien)は旧市街と川を挟んだ対面にある。 最初はそれと気づかず通り過ぎてしまったが写真だと別棟に見える3棟の建物がアルザス博物館だ。 ロッカーがカラ... -
欧州一人旅 ストラスブール篇
昨晩は日が落ちてからの旧市街しか見れなかったので朝のうちに、明るい街の景色を眺めながらぶらぶら散策した。 昨日は地図と睨めっこだったが、今日は少しだけスムーズに歩けた。旅先で訪れた町の地理が把握できると何だか嬉しくなるね。 どの駅にも共通... -
欧州一人旅 Le Marechal篇
プティット・ヴェニスに面して建つホテル、ル・マルシェル。地球の歩き方でも、コルマールのおすすめとして推されていたホテルだ。 ロマンチックな雰囲気がハネムーンにぴったり、と紹介されていたこともあり躊躇していたけれど、二度とない機会だからとメー... -
欧州一人旅 コルマール篇
リクヴィールから戻ると、既に日は傾き始めていた。冬の日は短い。 シャン・デ・マーズ公園を通り抜け、駅から徒歩で20分ほどの場所にある旧市街へ向かう。 公園の中には、レンタサイクル屋があった。天気さえよければ、自転車を借りて郊外の村を回ろうと思... -
欧州一人旅 リクヴィール篇
いま、ふたたびのコルマール駅前に降り立ち今度は、Pauliバスの106系統リボーヴィレ行きを待つ。 この駅も、2日目にしてすっかり馴染みになった感がある。構内にあるパン屋の、焼き立てフランスパンに具材を挟んだサンドイッチが笑ってしまうほどおいしく... -
欧州一人旅 エギスハイム篇
初日の昨日は移動に始終したけど、今日からいよいよ本番。アルザス・ワイン街道に点在するコルマール近郊の村に訪れる。 疲れていたせいだろう。昨晩はよく眠れ、すっきり目覚めることができた。 昨晩は暗くてほとんど解らなかった周りの景色。これが、目覚...