極上の会津

冬の寒さを、身を以て体感する。
今年の恒例冬旅は、会津若松に決定した。

未明に出発し、常磐道~磐越道経由で会津若松へ。
磐越道に入ると、フロントガラスを叩く雨は雪に変わった。

よし来た!

会津若松に到着したのなら、まずは飯盛山巡礼が欠かせない。

白虎隊武士道に憧れ、飯盛山に眠るドイツ人ハイゼ父子妻の墓

白虎隊自刃の地の手前で、上の案内板を見掛けた。
親子揃って遠く離れた異国であるこの地に眠るというのは恐れ入る。
経緯が気になって、白虎隊がどこかに飛んでいきそうになる。

そして会津観光の定番と言えば、外せないのはやっぱり会津武家屋敷。
歴史感動ミュージアムを標榜されたら、これを素通りするわけにはいかない。

みぞれ混じりの雪が降る中、見応えのある展示が仇となり
ひとしきり見終わった頃には身体の芯まで冷え切った。

会津若松市街を抜け、昼は十文字屋で。
ここの名物は、とんかつの盛りを会津の主峰磐梯山に見立てた磐梯カツ丼。

これが、うんまいッ!

が、食べても食べてもカツが現れ、登頂はしたものの無事に下山できそうにないよ。

仏像好きの友人の希望で、お次は喜多方の願成寺へ向かう。
どうやら、重要文化財の木造阿弥陀如来及び両脇侍坐像が目当てのようだ。

雰囲気のいい境内に途中から雪がちらつき、東北らしさがぐっと増す。

願成寺からの帰り道、通り掛かった酒蔵見学の案内板に惹かれて訪れたのはほまれ酒造。

雲嶺庵という風流な建物で、素晴らしい日本庭園を眺めながら

「これは、ちょっと珍しいお酒だよ」
「せっかく来たんだし、次はこっちを飲んでみて」

と、次から次へ日本酒を薦めていただきすっかりよい気分になった。
いち押しのゆず酒は、カクテルのような飲みやすさ。
酔いも手伝って、自分用のお土産に純米酒と共に購入。
おちょこと梅酒の梅とオリジナル手提げ袋をサービスで付けてくれた。

うまい!(酒も乗せ方も)

宿泊した東山温泉の新滝で供された健康的な朝食。
このお宿、食事にこだわりが見て取れ、とてもおいしい。

やってまいりましたのは大内宿。
想像以上の景観に、テンションも上がるね。

高遠そばという蕎麦が名物らしく、これは試してみるしかない。

大根おろしの絞り汁を加えたつゆで蕎麦を食べる、までは理解できたが
箸代わりに椀に横たわるねぎを使うって、ん?

食べ始めて、丸っぽのねぎが口の中に入る違和感は払拭されず。
おかしい感をより一層のものとし、首を捻りながら店を出た。

五平餅を見ると、ついつい手が出てしまう。
少し焦げた甘味噌がおいしいんだな。

足跡ひとつない新雪の上に、可愛らしい雪だるまがあった。
髪飾りまでつけて、女の子かな(笑)

トイレから戻ると・・・

帰りは渋滞してそうな鬼怒川方面を避け、白河から宇都宮へ。
宇都宮へ来るとどうしても寄ってしまう大谷資料館。

写真展も、このシチュエーションで開催すると神秘的にすら感じられる。
口コミで広がってるのだろうね、以前よりお客さんが増えてる気がするよ。

すぐ近くに、大谷平和観音という大きな観音様があるが
その展望台からふと横を見ると・・・

山本園大谷グランドセンター、か。

覚えておこう・・・

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