今回は、信州の温泉で癒される旅。
癒しというテーマで選んだのは、別所温泉と信州の鎌倉と呼ばれる塩田平、およびその周辺。
東関越道上信越道で向かうは御代田。
ここに、友人が愛して止まないトンカツがあるという。
昼はトンカツ屋、夜は居酒屋になる自来屋。
ジャズが流れる上品な店内でいただくトンカツは、サックリ&ジューシー。
柔らかく噛み締めると甘味すら広がるロースは極めて上品で、もっと食べれそう。
ランチタイムにはコーヒーがサービスになるよ。
上田市は、戦国時代に真田氏が築いた上田城の下に栄えた城下町。
城自体は天守閣を含め現存していないが、城址は上田城跡公園として
上田市民をはじめ、お城ファンにも広く愛されているように感じた。
本来なら、今朝催された奇祭岳の幟を見てみたかったが、間に合わなかった。
そして本日のメイン、無言館。
戦没画学生の遺作を専門に収蔵するこの美術館は、他のそれとは一線を画す。
建物の意匠は、あくまで展示作品をメインとする極めてシンプルなもので
打ちっ放しのコンクリートが、この美術館の存在をより特異に感じさせる。
無名の画学生の画が、恐らくは創設者窪島誠一郎氏によるものだろう所感と
画学生自身が戦死するまでの生い立ちを添えて、展示されている。
絵画を通して、当時の若者の想いやどう生きたかを追体験させる場所なのだろう。
去り際にそう気づき、再度落ち着いて訪れたくなった。
別所温泉は、今まで通過したことはあれど、しっかり見て回るのははじめてだ。
宿泊した別所観光ホテルのそばにあったエーデルワイスには胸を衝かれた。
昭和レトロな喫茶店兼食堂という業態と、和洋折衷っぷりに心そそられる。
名物という有頭海老フライ定食を食べたくなった。
早目に宿へチェックインし、温泉に入り夕飯をいただく。
詰め込み過ぎない旅って癒されるね。
いつも欲張りすぎるからなあ・・・
翌日は、別所温泉の町はずれにある崇福山安楽寺へ足を運んだ。
木漏れ日の境内を歩くだけで立派な森林セラピーに。
たった一言が 人の心を傷つける
たった一言が 人の心を暖める
お堂に、こんな言葉が掲げられていた。
拝観料を納め、境内の奥へ進むと国宝の八角三重塔がある。
どうやら日本に現存する唯一の八角塔であると同時に、1290年代に創建された
日本最古の禅宗様建築である可能性が高い貴重な木造建築とのこと。
ほんと森林浴だ。
上田から別所温泉までを結ぶ上田交通線。
駅の構内に、サマーウォーズのポスターが貼ってあった。
突然、友人の揚げまんじゅうが食べたいと言いだした。
どうやら、小諸は揚げまんじゅうが有名みたいだ。
元祖「亀屋の揚げまんじゅう」はおいしくないわけがなくペロリと平らげ
立て続けに、隣にあった「甘味処みつばち」へ流れる。
このみつばちが優良店であった。
店内は地元の人で満席。甘味だけじゃなく軽食も食べれて、安くておいしい。
完全にみつばちの虜になった。
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