九州カタルシス 中篇

朝、目覚めると外は雨でした。
結論からいえば、今回の旅行は初日以外すべて雨。

時間に余裕があれば入ってみたかった竹瓦温泉。

風格ある堂々とした佇まいで、無数にある別府の共同湯の中でもシンボル的な存在と納得した。
ただ立地が思いがけずいかがわしくて(笑)、イメージと違い新鮮だった。

別府の町は、市街地を抜けると一面低草に覆われた高原様の山が連なる。
快適な山越えのワインディングを堪能すると、やがて湯布院だ。

湯布院は、小路地に小奇麗な店が立ち並ぶちょっとした軽井沢のような町だった。
金鱗湖は湖底から温泉が湧いているようで、湖面から立ち上がる湯気が幻想的。

湯布院をサッと流して、そのままやまなみハイウェイへ。

晴れていれば絶景だろうに・・・

カメラは防水ではないけれど、基本的に雨でも気にせずばしばしと撮るスタイル。
ただ、拭いても拭いても保護フィルターに水滴がつく。
フィルターは傷付いても構わないので、こちらもがしがし拭く。

焼けた葦は完全に炭化していて、擦れて服が黒く汚れる。

今や、超人気の温泉地となった黒川温泉の近くだということを知り、寄ってみた。
一時の人気は凄いものがあったので、どんなにか立派な温泉地なのだろうと思っていたら
黒を基調とした旅館がぽつんぽつんと立ち並ぶ、実にこじんまりとした温泉地だった。

なるほど、こういうことね!

立ち寄り湯を頂戴した黒川荘の露天風呂は最高に気分がよかったな。

晴れていれば、このような光景が見れるはずなのに。

ええと、草千里ってどちら側なんでしょう。

楽しみにしていた場所だけに本当に残念・・・
晴れていればこのような光景が見れるそうです。

熊本への道すがら、山椒茶屋という立派な古民家風の建物のうどん屋があり立ち寄った。
ミニそば(420円)はともかく、食べ放題のサラダがとてもよかった。

この店はなぜか、常時かなりの音量で店内どころか外にまで童謡が流れており
だんだん変な気分になってくる独特の雰囲気のお店だった(笑)

夕方の熊本をブラブラしてみたけど、熊本って都市なのだね。
市電も街に溶け込んでいていい感じ。

友人のおすすめで、赤のれんという居酒屋でモツ鍋を食べた。

モツ鍋ってこんなにおいしいのね!

2020年現在、山椒茶屋はより鶏味どりという店に変わっています。

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