須賀利を訪ねて 前篇

伊勢湾フェリー、2010年10月1日付で撤退

というニュースを受け、鳥羽方面へツーリングに行くことにした。

深夜の東名をひた走り、日が回る頃にウィンドシティホテルに投宿。

翌朝、伊良湖クリスタルポルトから伊勢湾フェリーの始発便に何とか乗り込む。
ゴールデンウィークと廃止前に乗っておこうという乗船客が合わさって
車もバイクも列を成し、始発便にも関わらず次の便に回される人が続出。

比較的新しい船体は、凪の海を滑るように航行し鳥羽へ。
フェリーを降り、鳥羽水族館やミキモト真珠島の喧騒を横目で眺めながら
鳥羽の街が一望できる伊勢志摩スカイラインへバイクを走らせる。

レストハウスでは、ゴールデンウィーク中、なぜか木の苗をプレゼントしていたが
バイクに苗を括りつけて帰るわけには行かないので諦めた

伊勢志摩スカイラインを抜けると、そこが伊勢神宮だ。
神宮方面の道路は四輪通行規制が掛けられていたが、バイクは通行可能。
何とか駐車場の片隅にバイクを停めることができた。

それにしても凄い人出

参道も・・・

おかげ横丁も・・・

人!人!人!

人は多いが、おかげ横丁の雰囲気はとてもいい感じ。
横丁の一角にあった牛肉専門店の豚捨。
ネーミングセンスにやられてコロッケを買うことにした。

小ぶりだけど、食べ歩きでパクつくにはちょうどいい豚捨のコロッケ。
アツアツホクホクでとてもおいしい。

予想以上に楽しくて、おかげ横丁でだらだらしていると太鼓の音が聞こえてきた。
ここをホームグラウンドにしている神恩太鼓の演奏だ。

太鼓って実際に生で聴くとしびれるね。

目抜き通りにある赤福本店で赤福氷を食べる。
宇治金時のような抹茶氷をかき分けると、中に赤福がコロリと入っている。

目抜き通りを横切ると、五十鈴川を渡る。

五十鈴川はちょうど手頃な河川敷があり、そこでまったりしすぎたせいで
ツーリング当初の目的地、熊野那智大社には行けない時間になってしまった。

帰りには、増え続けたバイクの台数も凄いことに。

紀伊半島は大きすぎて、那智までは行けないので、急遽目的地を尾鷲市の須賀利に変更。

このあたりはリアス式海岸で、海岸線が極めて複雑に入り組んでいる。
時間に余裕ができたので、贄湾に面する阿曽浦に寄り道をした。

ようやく日が傾いてきた頃の、須賀利手前の海岸にて

あと少しで須賀利の集落に着く。

続く。

2020年現在、事業者が名鉄と近鉄から地方自治体へ移管され存続されています。

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