能登原付ツーリング 後篇

民宿漁火から海へ降りると、小鵜入漁港がある。
プライベート漁港といった趣で、本当にこじんまりとしている。

民宿の逆側にはたわわに実った稲穂をたたえた田んぼが、日本海の上に広がっていた。

黄金色の田んぼ

民宿入口にある「小鵜入」バス停は、1日1本の設定!
旧道である上山経由がほとんどで、かつてメインであったこちらは零細系統となっている。

岬から、これから行く方向を望む。
西保の海岸線は、崖下にへばりつくように細い道が続く。

少し引いた入り江に位置するのが西保集落。

西保集落は間垣が有名で、近年では朝の連続テレビ小説「まれ」の外浦村のロケ地となった。
厳しい冬の日本海から吹き付ける風に抗うために生み出された知恵だ。

ひょろひょろと頼りない1.5車線をゆく。

北鉄奥能登バス西保線とすれ違う。
輪島市街と雑座の間を、海岸線に沿って結ぶ地域住民の大切な足だ。

こちらも間垣で有名な上大沢の集落。
ここから道は内陸部へ入ってゆく。

雑座バス停とカブの2ショット。
全国の路線バスの中でも、西保線は有数の絶景路線だと思うよ。

能登の黒瓦は、能登という地域性に求められる寒さと塩害に強い特性を持たせるため
厚みのある瓦に釉薬を乗せているのだそうで、
地方によって異なる瓦の色には、それぞれの歴史や経緯があるのだろう。

千里浜なぎさドライブウェイ!

本当に波打ち際まで近寄れる。
場所によって砂が柔らかいので注意だ(笑)

さて、とんでもない距離の帰り道だけど安全運転で帰ろうか。

2018年3月31日を以て、北鉄奥能登バス西保線は廃止されました。
同じ経路で、輪島市によってスクールバス(愛のりバス)が運行されています。

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