箱根原付ツーリング

箱根や伊豆方面に行く時にお世話になっている西湘バイパスが
さきの台風で崩落してしまい、同方面へのアクセスがすこぶる不便になってしまった。
災害の恐怖を目の当たりにし、自然の驚異を思い知らされる出来事だった。

西湘バイパスが使えないのなら、いっそのことリトルカブに跨って
下道をのんびりと箱根まで行こうかね、と思い立った。
小排気量のバイクで少し遠出する時の、このワクワクってなんだろね(笑)

国道1号に出てみると、国道134号の迂回だろう、いつもより交通量が多い。
特に、新湘南バイパスとの分岐を過ぎた茅ヶ崎からは牛歩の歩みとなった。
リトルカブで来てよかった。すり抜けが楽だもの。

同じような調子で二宮まで進んだところで、バイパスの罹災箇所に立ち寄る。
海岸は立入禁止になっていて入ることができなかったけれど
昼夜問わず復旧作業が続けられている現場は見ることができた。頭が下がる。

それにしても、今回の行政対応は驚くほど早い。
復旧工事にしても小田原厚木道路の無料開放にしても、お手本のような対応ね。

湯本からは箱根の登りが始まった。道の両脇に旅館が立ち並ぶ塔ノ沢温泉、
富士屋ホテルが有名な宮ノ下温泉を抜けると、箱根にきたぞという気分になる。
ちょうど遅い車の後ろに付いたので、カブでも煽られることなく走ることができた。

最近見つけた宮城野にある蕎麦処「みやび」で、旬のつけ天そば(1300円)の昼食。
ここのおばちゃんはとても個性的。いつもはご家族が調理場にいらっしゃるんだけれど
今日はおばちゃんしかいなかったようで、休憩中だったにも関わらず自ら作ってくれた。

駒ヶ岳ケーブルが廃止になった後、接続していた駒ヶ岳道路はどうなっているのかと
気になってネットを調べてみたものの、答えが見つからなかったので実際に寄ってみた。

やっぱりというか当然、通行止になっていた。

奥深い山中に専用道路、ケーブルカーとの接続道路でありローカルバス路線
山麓駅の先は土砂災害で長い間通行止、あまつさえケーブルカーが廃止となった今となっては
存在意義すらないわけで、思い返せば返すほどマニアックな道路だったわけだ。

帰りはやっぱり温泉で締めたく、天山湯治郷の隣にあるという一休へ行ってみる。
写真で見たひのき張りの半露天風呂が、最高に気持ちよさそうだったのに定休日。

結局、天山湯治郷へ落ち着いた。
今日は空いていてのんびり。湯上りには川に面した「ざしきぼっこ」でうたた寝。

おすすめセット(1580円)

夕食は、友人おすすめの店、藤沢の江戸政で。
おすすめセットは、握り、お作り、茶碗蒸し、穴子の1本握り、お吸い物がついてこのお値段。

ちょっと贅沢な箱根の旅だった。

2020年現在、蕎麦処みやびは閉店しています。わっぱ飯月姫という店舗になっています。

2020年現在、江戸政は閉店しています。

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする