モクズガニに会うまで、まだ時間がある。
「T秘境」を探索したならば、次に向かうは「S秘境」
「おかしいな、ここらへんなんだけどな」
と、入口を探しあぐねて何度か畦道を行ったり来たり
携帯のグーグルマップを頼りに探すことしばらく・・・
見覚えのある獣道が目に飛び込んできた。
苔むした河岸を下ると、そこが「S秘境」だった。
岩床を撫でるように流れる水の流れは
長い時を掛けて渓谷を刻み、モクズガニをも育む。
そのモクズガニを、食す!
房総の味覚を思う存分味わわせてくれるのが「和風レストラン石山」だ。
事前の下調べで、すっかりここの虜にされたボクラは
店の前に立つ「かに」ののぼりに興奮し、異様なテンションで入店!
今回は、事前予約が必要な「かにこ汁」と「かに御飯」
そしてやっぱり外せない、まるのまま供される「モクズガニ一杯」だ。
そのお味は・・・
うまいッ!
そして柚子が散らされた「かにこ汁」は、ふわふわのカニの身と
カニのすべてが出汁となって凝縮し、とてもおいしかった。
何より今回一番のヒットは「かに御飯」
濃厚な味噌と内子、イクラが口の中で絶妙に混ざり合って最高に美味!
モクズガニよ、ありがとう。
満たされたボクラが次に向かったのは、房総ツーリングの真骨頂ダート林道だ。
今回は、横尾林道~高山林道を経て三島湖へ至るルートを選択。
走破にそんなに時間は掛からないと考えていたのは甘かった。
道を誤り、道なき道を進んだりしながらも前進。
雨で路面が洗われていたり、落石があったりと首都圏にしてかなり楽しめる道。
オフ車のようにズババーッと駆け抜けるわけにもいかず
パンクしないように、のんびりと味わいながらの走破になった。
高山林道を抜けしばらくして
この先、トンネル撤去中
という見慣れない看板に好奇心を募らせながら進むと・・・
こんなんなってました。
現役時代の画像があれば、どなたか教えて頂けると嬉しいです。
三島湖へ抜ける道は、なかなかいい感じ。
くねくねと頼りない舗装路を進み、味わい深いトンネルを幾つか潜ると
湖の真ん中を突っ切る橋の上に放り出される。
房総半島、まだまだ楽しみ尽くすには時間がかかりそう。
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