宗祇水そばの銭湯で汗を流したあと、町に散歩に出た。

夜の帳が降り、宗祇水に淡い光が映り込む。

静寂と、水の音のみに包まれる郡上八幡。
水の町と言われるだけはあって、町の至る所に水が流れている。

やなか水のこみちは、しっとりと夜に佇む。

千と千尋の神隠し的な色彩が、どこか懐かしさを感じさせる。

翌朝、起きたら外は雨だった。雨には慣れてるけど、気分は沈む。
好物の朴葉味噌を買いたいので、高山の朝市に寄ることにした。
郡上踊りの季節に、また訪れることを誓い郡上八幡を後にする。

朝市で、朴葉味噌と酒どろぼうをゲット!
勧められて朴葉餅まで買った。
この朴葉味噌があれば、ご飯何杯でもいけるいける。

せっかくだから、宮川朝市にも顔を出す。さすがに、雨のせいか出店が少ない気がした。


上三之町は、雨のほうが好きだなぁ、らしくて。
飛騨牛串焼きが食べたかったけど、じゅげむはまだ開いてなかった。

帰りも安房トンネルではなく安房峠経由の旧道を使う。
旧道だと、はるばるやって来たなって感じがするのだ。

安房の山々は雨に煙っていた。幻想的な光景。

初夏の青々としたたんぼに思わずシャッターを切る。
松本まで下りてくると、ようやく雲間から青空が顔を覗かせた。
光の筋が幾本も差し込み、神々しい雰囲気だった。
その後は、塩尻ICから相模湖ICまで一気に。
高速はやっぱり早い!
早めに着いたので、藤野やまなみ温泉に寄ってまったりくつろぐ。
極楽極楽。

帰り道、ふと気付くと大きな虹が頭の上にかかっていた。
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