光と影の回廊

ブログを通して知り合ったまるさんに同行し、廃墟へ撮影に行ってきた。

自分は基本的に、歩きながらスナップ感覚でどんどん写真を撮って
後から、化粧のようにちょこちょことレタッチを施すのだけれど
銀塩モノクロ使いのまるさんの撮り方は、じっくり光と影を見てその1枚に入魂の趣。

自分のスタイルはスナップと思い知らされ、写真に対する意識の違いに衝撃を受けた。

さすがに架線はないが、支柱はまだしっかりと今日まで形を遺していた。
草木が繁茂した道床を歩きながら、往時に想いを馳せる。

写真に興味を持ってから浅いことも、手にしたのがデジカメだったこともあり
知らず知らずのうちにデジタル時代の撮影に染まってしまっていたが
作品としての写真はそうではないのだ、と感銘を受けた廃墟探訪だった。
新しい人との出会いは、いい刺激になる。

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