B&W Development Debut

次はダークレスでモノクロ現像してみよっと、なんて思っていたのだが
ダークレスをすっ飛ばし、ヨドバシカメラの写真用品売場に繰り出し
欲求の赴くまま、モノクロ現像の道具を買い揃えてしまった。

化学好きだった小学校時代に買い集めたビーカーや薬さじや容器を引っ張り出し
現像ボトル、ダークバック、薬品、電子天秤等、最低限のモノのみ買い足したものの
やっぱり現像を始めるとなると何かと入り用となり、結局15,000円ほど散財(笑)

ダークバックにフィルムと現像タンクを入れ、ジッパーを閉じ、手をニュッと突っ込む。
そして手探りでフィルムをリールに巻き付けてゆくのだが、これがなかなか難しい。
フィルムが、リールの溝にチグハグに挟まっていそうで、気が気でない。
何とか巻き切り、タンクにリールを入れて蓋を閉じた所で、ひとまず一安心。フーッ。

現像に必要な薬品も現像方法も、すべてネットを頼りにした。便利な世の中になったものだ。
現像液は非常に劣化(酸化)しやすいので、現像の都度作るのがベターらしいけれど
作ってすぐ現像すると硬調になるとのことで、前夜に希釈し冷暗所に寝かせておいた。
定着液は、あるサイトで薦めていた非硬膜化タイプのイルフォード・ハイパムフィクサー。

トレーの水を20度を保ち、タイムウォッチとにらめっこしながら液を入れ替える。
現像タンクを攪拌すること30分ほどで、ようやっと現像されたフィルムとご対面!
おー!ちゃんと透けて像が出てる!

近年、デジタルカメラの台頭に圧され、銀塩業界は急速に縮小傾向。
最大手の富士フイルムも、主力の現像用薬品や単薬を大幅にディスコンする中
遅ればせながら、モノクロ現像なんて始めてしまって大丈夫なんだろうか。
まあフィルムさえあれば何とかなるよな。
頼みますよ、富士フイルムさま。

しかも、写真を撮ることを二の次にし、シュテックラー氏二浴現像にチャレンジすべく
既にメトールと無水亜硫酸ナトリウムを発注済。優先順位間違えてるよな。

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