寂静の地下世界へ

昨晩、友人とツーリングの話をしていて話題は逸れ、洞窟の話になった。
それをきっかけに、衝動的に洞窟に行きたくなったので行ってきた。

向かった先は真言宗定泉寺。ここにあるのが、通称「田谷の洞窟」だ。
正式には田谷山瑜伽洞というこの洞窟は、近場ながらかなりのディープスポット。
入洞料400円を払い、先へと進む。

洞口で手燭に火を点けるのだが、この儀式が気分をより一層引き立てる。
洞窟に入ると、体をひんやりとした空気が包んだ・・・。

この洞窟のルーツは地下修禅道場で、洞内各所に仏様が祀られている。
壁には無数のノミ跡があり、よくこんな洞窟を手で掘ったもんだな、と感服してしまう。

ポツンポツンと灯る電灯の灯かりに照らされる所にだけ、草やシダ、コケが生えていた。
こんな闇の中でも、僅かな灯かりのみを糧に生きる生命の逞しさに少し感動。

洞内は何層にもなっており、場所の悪さと知名度の低さの割りに規模が大きいことに驚く。
なぜだか、歩いているうちに不思議と清々しい気分になれた。
パワースポットというのだろうね、こういう場所を!

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