淡水の帰りに寄ったのが士林夜市(スーリンイエスー)。
台湾でも最大規模の夜市だ。
駅を降りると、平日の夜にも関わらずこの活気、これぞアジアンパワーやね。

夜市内には屋台が無数にあり、様々な食べ物の匂い、売り子の声、その他が渾然と混ざり合い
妙に気分が高揚してくる。ああそうだ、この感じは祭りだ。

愛玉は、イチジクの仲間の愛玉から作ったゼリーにレモンシロップをかけた飲み物で、至る所で飲める。
スッキリとした甘みと酸味は、高温多湿な台湾にピッタリだ。
まず目に付いたのが、「豪大大鷄排」のどでかいフライドチキン(NT40)!
子供の顔くらいありそうなジューシーなチキンにかぶり付きながら、そぞろ歩く。

夜市の迫力に気圧されながらも、人の入りが多い「大統一牛排」に入ってみる。
沙朗牛排(NT130)、蚵仔煎(NT40)、蝦仁煎(NT40)?
メニューを見て困っていると、おばさんが片言の日本語で教えてくれた。
沙朗牛排(ビーフステーキ)、蚵仔煎(カキオムレツ)、蝦仁煎(エビオムレツ)
ふむふむ、言われてみれば字面がそう見えてくる。

ステーキははじめて食べる味でステーキっぽくはなかったが、どれもなかなかおいしく
個人的には、甘目のあんかけがたっぷりかかったエビオムレツがヒットだった。

次の店では、魯肉飯(NT20)と魚丸湯(NT30)、そして臭豆腐(NT30)にチャレンジ。
魯肉飯は大き目の豚肉そぼろがかかったご飯なんだけど、これはハマる!
魚丸湯は、刻んだセロリが入ったサッパリとした塩味の魚のすり身団子スープ。
そして、写真の臭豆腐が凄かった。
運ばれてくるや、牛糞のような臭いがたち込め、とても食べ物の香りとは思えない。
臭い食べ物は食べると案外臭いがしなくなりうまいもんだ、と聞くので思い切ってパクリ。
ダメだ、鼻に抜ける刺激的な臭気でギブアップ!
でも味はおいしかったし、時間が経ったいまは再度食べてみたい。

士林夜市は、見たこともないような食べ物で満ち溢れていた。
自分の家の近くにこんな場所があったら、毎日本当に楽しいんだろうな。

次に入ったのは、夜市の外の火鍋の店。
1人NT299でしゃぶしゃぶが食べ放題だ。
ピリ辛の味噌タレと羊肉が相まって、とても美味しい。
ただ、コリアンダー(パクチー)はいけない。どの料理にも入っているのだよ。

士林には、竹下通りによく似た通りなんかもあって、夜にも関わらず若者がたくさん。

イチゴがたっぷり入ったパフェは200円ちょっと。
下までごっそりとイチゴイチゴ。

路上ライブをやっていたり、よくわからない怪しい店があったり、いわば町全体がトランス状態だね。
続く。
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