台湾に行ってきました。
はじめての台湾、何よりはじめての海外旅行です。
国際線が発つ成田空港までは結構距離があるので、空港までで軽い旅行気分になる。
リーズナブルなHISの学生旅行パックなので、往路のフライトは遅い夕方便。
ちょっと不安だったチャイナエアラインは、機材もサービスも良くて好印象。
ずっと中国の航空会社だと勘違いしていたんだけれど、台湾の航空会社なんだね。
機内食は、鶏と豆腐のフリカッセリングイネ。期待していなかった割りにはなかなか。
空港に降り立つとやはり日本よりは暖かくて湿度が高く、寒くも暑くもなく過ごしやすい。
初日は到着が遅かったので、そのまま台北市内の一楽園大飯店に投宿した。
翌日は、申し込んであったツアーに。台北の主要な観光スポットをバスで巡ってくれる。
同行の日本人はほとんど全員が学生っぽかった。まるで修学旅行のようだ。
台北の町は、どこも雑然としていて騒々しくバイタリティに溢れている。
そして、とにかくスクーターが多い。
スクータースクーター、どこを見てもスクーターだらけ。
国内メーカーのSYMやKYMCOも走っているけれど、ダントツに多いのはヤマハだ。
世界のホンダはほとんど全くと言っていいほど目にしなかった、なぜだろう。
次いで、よく目に入ったのがセブンイレブン。台北に関わらず、行く先々至る所で目にした。
ファミリーマート、マクドナルド、スターバックス、吉野家、お馴染みがたくさん。
高層アパートや廃墟など、新旧が混在したこのカオス感が得も言われぬ雰囲気。
はじめに寄ったのは孔子廟のすぐ近く、台北大龍保安宮だ。
医学の神、保生大帝が祀られる廟とのことで、原色を多用した色彩豊かな配色と
細部まで緻密に造り込まれた絢爛な建築に、文化の違いを見た。
今こうして見ると、どことなく沖縄の建築様式に似通った部分がある気もする。
バスの中から、日本統治時代のままの建物が残る台湾のホワイトハウス、総統府を見る。
次に向かったのが、中正記念堂。空港にも冠せられている中正とは、故蒋介石総統の号。
ここはもう、圧巻の一言に尽きた。
何から何までスケールが大きい。
観光の合間、この手のツアーにありがちな免税店での買い物タイムや
途中から宣伝一辺倒になったお茶セミナー(結構楽しかった)を絡めながら、HISの修学旅行ツアーは進む。
各スポットの入場料やバスチャーター代、昼食も含まれていてとてもリーズナブル。
台湾の歴史は、革命と戦いの歴史とも言われているように
忠烈祠は、まさに台湾の為に戦った戦士の英霊を祀った神聖な場所だ。
1時間毎に行われる衛兵交代は、陸・海・空軍の中から特別に選抜された軍人によって行われている。
ガイドのワン・イことワインちゃんによると、エリート中のエリートとのこと。
軍靴の音と、銃剣を突く音が響き、交代の儀式にはピンと張り詰めた空気が漂う。
この衛兵交代がまた、凛々しさと統制の極みというべきカッコよさ。感動した。
台湾では、男子は、陸軍2年間、海軍・空軍3年間の兵役義務があると知った。
基本的に、社会に出ている男子は兵役を済ましているということになり
そう言われてみれば、確かにガタイが良い人が多い気がする。
徴兵制には反対だけど、強制的な精神鍛錬の機会が与えられるのは悪くない気がする。
続く。
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