gokayama 前篇

厳冬雪国行。
今回は、富山県側より五箇山・白川郷を目指す。

夜のうちに東中野で落ち合い、そのまま関越道→上信越道で長野へ。
そして、長野のネットカフェで仮眠しての妙高サービスエリアという展開。

それにしても妙高高原の雪はハンパじゃない。
売店でソフトクリームを推してたけど、寒いのに食べたくなるんだよな。

上越高田インターで高速を降り、直江津からは日本海沿いの国道8号を西行する。

モノトーンの冬の日本海に、思わず恍惚の表情を浮かべる一同。

そして、日本の屋根とも言われる峻嶮な北アルプスがそのまま海に落ち込む親不知。

この景色が望める展望台があるのに、冬期間は除雪されておらず
ここまでアプローチするのにシャベルで除雪しながら何とか歩を進めた。

にしても、訪れるたびこの光景にはゾクゾクさせられる。

昼は、たら汁で有名な「栄食堂」で。
昼時の有名店だけあって、並びこそしないまでも店内は盛況だ。

ステンレスの冷蔵ケースに小鉢が並ぶ様は、食堂の名に相応しく
筋子やアラ煮、イカの塩辛、バイ貝の煮付けなど、とてもらしい品揃え。

味噌仕立てのアラ汁は鍋でやってきた。
出汁が出ていておいしいね!
タラも柔らかくてよき。

何より、おかずがどれもご飯が進むものばかり。
ふー満足。ごちそうさま!

次にやってきたのは、寺社仏閣仏像好きな友人希望の国宝瑞龍寺。
まったく予備知識のない場所だったので、いろいろ調べてみた。

瑞龍寺は、鎌倉時代に伝来した禅宗様の伽藍配置をもつ寺院の代表であり
一直線上に並べた仏殿、法堂、山門を軸に、その周りを回廊で囲まれている。
この特徴的な伽藍から伽藍瑞龍とも呼ばれ、1997年に富山県で初めて国宝指定された。

ふむふむ。

これがぐるりと仏殿を取り巻く回廊。
この回廊で、大庫裏や禅堂が繋がれている。

立山酒造に立ち寄ったが工場に販売所はなく、高岡市街の酒屋で地酒数種
立山「純米吟醸 雨晴」三笑楽「原酒」を買い込んで、東海北陸道で五箇山へ向かう。

合掌民宿三五郎に着いた頃には、日もとっぷり暮れすぐに夕食となった。

今日は我々しか宿泊客がいないらしく、囲炉裏を囲みながら郷土料理に舌鼓。
鯉のお造り、五箇山豆腐、山菜の天ぷら、地元で採れた素朴なご馳走が並ぶ。
イワナの塩焼きは特においしかった。

食事を終えてしばらくして、さっそく写真を撮りに外へ出掛ける。

やはり、この時期の五箇山は絶好の被写体のようで
ニコンカレッジの団体客が立派な機材を携えて撮影に勤しんでいた。

なるほど、求めるものは同じか(笑)

実によき。

写真に興味のない2人は、宿のおばちゃんのこきりこ節を堪能していたようだ。

囲炉裏を消すと夜は冷え込む。
布団の中に、はじめて目にする豆炭あんかを入れて眠りについた。

続く。

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