谷川岳地底

群馬の未踏地帯を巡る旅は、西洋の古城から始まった。

この城は、イギリスのエディンバラに建っていたロックハート城を
俳優の津川雅彦が購入し、シベリア鉄道経由で移送・復元した情熱溢れる経緯を持つ。

なるほど確かに雰囲気もよくて、はじめこそ気分も高揚したものの
どうも進むに連れて雲行きが怪しくなるのを感じた。

この感じ・・・臭うぞ、と怪しい臭い漂っていることに気づくのに時間は掛からなかった。

城内は、津川雅彦のサンタクロースコレクションなどが展示してあるのだが
名誉城主の部屋のあたりでだいぶ気分が悪くなってきた。

これはもう、立派なB級スポットだ。
怪しい少年少女博物館あたりと同じ臭いがするもの。

とはいえ、ちょうど結婚式を挙げているカップルもおり
確かに、そういう需要には合っているかもしれない。

昼ごはんは永井食堂のもつ煮定食大(770円)
どうしよう、最高においしい。

気がつけば、お土産用のもつ煮「もつっ子」もしっかりゲット。

そしてやってきた上越線の土合駅。
話には聞いていたけど、階段がここまで永遠に続くとは。

誰もいないホームに時折、トレイの水洗音がざーっと響いている。

怖すぎる。
夜に独りではよう来れない。

ちょうど、テレビ東京の取材班が取材に来ていた。

昔ながらの面影残るメインストリートに体験工房が並ぶ道の駅たくみの里。
集落がまるごと道の駅になっていて、ぶらぶらするだけでも楽しめた。

その日は猿ヶ京温泉に泊まり、翌朝早くの新幹線でそのまま出勤。
1泊1.5日はなかなかに厳しいね。

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