東京島嶼部 後篇

新島羽伏浦野営場は、管理が行き届き、設備もキレイで気持ちがいいキャンプ場。
しかも、ありがたいことに利用料無料だ。

今回は銀マットを卒業し、インフレータブルマットデビュー。
寝心地はともかく、コンパクトに収納できるのが気に入った。

寝床を確保したら、今夏最初で最後の海水浴に出発。
ここは無難に、波が穏やかで泳ぎやすそうな前浜がいいよね。

水が海底まで透き通っていてとても気持ちがいい。
日が傾き始めた海岸は、人もまばらでとても静かだ。
ただゆらゆらと水に浮いていたら、とても癒された。ずっとこうしていたい。

潮でベタベタの体を流しに、まました温泉(300円)へ向かう。
ここの露天風呂は最高に素敵だったけれど
海岸まで夕焼けを見に行きたかったので、慌しくて残念ね。

湯の浜露天風呂の夕景は画になる。
このギリシア建築を模したデザインに違和感を感じていたけれど
夕景を見てその考えを改めた。この島の雰囲気によく合っているよ。

日が暮れる前に、アトレーで山道を駆け上がり富士見峠展望台へ。
夜景撮ることになるなら一眼を持ってくるべきだった。三脚も必須だ。

地の物が食べたいと観光協会で紹介して貰った焼肉の「夕浜亭」へ向かう。
焼肉屋だけど、あらかじめの電話で地魚中心の料理を作ってくれるとのこと。

3000円の予算を伝え、お任せで作ってもらったら内容が充実してることしてること。
刺身、煮魚、塩焼き、カブト焼き、そして焼肉の小鉢とオンパレードだ。
とても素敵な夕食をありがとうございました。

夜はそれなりに冷え込むかと思っていたが、蒸し暑くてなかなか寝つけなかった。

翌朝、目が覚め耳をそばだてる。よし、雨は降ってない。

サーファーがいない羽伏浦海岸を散歩し、テントを畳んで出発。
白い砂の正体は、ガラス質の透明な砂だった。
光に当たっては、キラキラと輝く。

羽伏浦展望台からの景色は、新東京百景にも選ばれている。
7キロに渡って続く羽伏浦海岸の先には、白ママ断層が続く。

先の地震まで使われていた旧道(東京都道211号)は
平成新島トンネル開通まで供用していた仮設道路と共に通行止になったようだ。
下の堤防から見ると、なるほど、崖崩れ頻発だろうとすぐわかる。

枝分かれからしばらく歩くと、崖崩れで道路が崩落している場所に行き当たった

新道を抜けて反対側の通行止ゲートから歩くと、すぐに封鎖された新島トンネルがある。
その横から枝分かれしてるのは、旧旧道かな?

昼発のジェット船まではまだ時間があるので、未開拓の空港周辺を探索。
走っていたら妙に気になる看板を発見!

←シークレット入口

ここが、シークレットか。

これは秘密にしておきたくなるよ。
本当にこの島は、東京とは思えない。

帰りは、東海汽船の誇るボーイング929ことセブンアイランドで東京へ帰る。

以前、高波に突っ込んで窓が割れ、1階が浸水したと聞いていたので
席番が1階最前列だったのには参ったけど、走り出すと静かで揺れない。

くさやは本当に臭かったなぁなど思い出を振り返りながらうとうととしている間に竹芝桟橋へ着岸。
あー、現実に戻ってしまった・・・

ありがとう、新島!

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