新規参入組のスターフライヤーは、機材は新規調達、装備は豪華でなぜこの価格なのか
と思っていたら、福岡空港じゃなくて北九州空港発着だから安いのだ、と納得。
今回は、九州をレンタカーで巡りたい。
九州初上陸なので期待が高まる。
まず向かったのは「本耶馬渓」だ。
巨大な岩盤が川に迫り出し、険しい断崖を成している。
ここに、禅海和尚が石工と共に手で掘り抜いたと伝わる「青の洞門」がある。
車道サイズへは後の世に拡張したらしく、一部に当時の部分が残っていた。
この洞門の謂われを知り、生涯を捧げた和尚に頭が下がる思いだ。
よくノミを使って人の手でこれを掘り抜いたもんだなあ。
そう考えながら青の洞門を歩いていて、ふと対岸に目が行った。
あれ、すごく穏やかじゃない?
ちょっと待って。
素人考えだけど、これって対岸に橋を渡せばよかったんじゃないのかな。
国東半島の付け根を跨いで、やってきたの城下町杵築市。
昼時だったので、海鮮亭ざこばで海鮮丼(1575円)を頂いた。
ネタが新鮮で丁寧な仕事ぶりも伝わり、とてもおいしい。
特に、香ばしく炙ったアラを入れた吸い物が絶品だった。
国東半島の付け根に栄えた城下町杵築に行きたいと思ったのは、大分むぎ焼酎二階堂のCMを見てのこと。
あのシリーズは、郷愁があって何ともいいのよね。
酢屋の坂から、志保屋の坂を望む。
この町を象徴する風景だ。
酢屋の坂を登り切ると、そこは北台武家屋敷。
杵築の城下町は、北台と南台の2つの台地の上に形成されている。
お爺ちゃんと和服姿の孫娘だろうか、この景色をバックに写真を撮っていた。
和服が似合う町だ。
国道10号を南下すると、やがて別府の町に入った。
自分の中の別府像は、つげ義春を連想させる鄙びた温泉街だったのだが
実際に来てみればそんなことはなく、栄えた温泉都市と印象を新たにした。
地獄巡りするほどの時間がなかったので、特徴ある地獄だけハイライト。
まずは、市街地から少し離れたところにある血の池地獄。
酸化鉄で真っ赤に染まった池は、なるほど確かに鮮烈だ。
お次は海地獄。
この青の正体は硫酸鉄らしい。
血の池地獄は浅かったが、海地獄は深さもずいぶんあり水蒸気の量も多い。
危機センサーでは、こちらの池の方が禍々しさが上となった。
コバルトブルーの海地獄で釜茹での刑にされた温泉卵はおいしかった!
鉄輪温泉は、本当に至るところから湯気が立ち上っていた。
今回のお宿は鉄輪温泉、まつや別館。
そして夕飯は、宿にある地獄釜で地獄蒸しを作ろうという魂胆だ。
さっそく、近くのマルショクで豚肉と白菜、エノキそして米を買い出し。
米は洗ってお釜のまま地獄釜にセットするだけでふんわりと炊けた。
蒸ししゃぶも、豪快に食材を全部ザルへ入れてそのまま地獄釜へ。
とってもおいしかった!
おなかも落ち着いて眠くなってきたけれど、別府に来たので温泉は外せない。
友人にせっつかれ、すぐそばにあるひょうたん温泉へ向かった。
このひょうたん温泉、とっても雰囲気がよくてお気に入りになった。
こんな温泉が自宅のそばにあったらな。
続く。
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