大学時代の友人と伊豆半島までツーリングに行ってきた。
当日は朝から清清しい快晴で気持ちがよい。

スカッと晴れ渡った西湘バイパスを歌を歌いながら流す。

国道135号をどんどん南下。
伊豆多賀から山伏峠を抜け、修善寺、だるま山へ。

駐車場にはカワサキがたくさん。
マスツーリングにはカワサキ車が多い気がする。
友人が「故障するからソロツーはリスキーなんじゃない」と。なるほど。

西天城高原へと続く西伊豆スカイラインは、現在では無料開放され区間も延長された。
なだらかな尾根伝いに切り拓いたこの道は、伊豆に来たら外してはならないスポット。

船原峠~仁科峠間は比較的最近開通したこともあり、休日でも通行量が少なく
晴れていれば、素晴らしい景観をひとり占めできるはずだ。

ここに、モーモーキッズランドなる魅力的なスポットがあった。

ランドの横には朽ちた廃遊具があり、スリリングなローラー滑り台からの景観は最高。
童心にすっかりと帰って無邪気に遊んでしまった。

標高950mの牧場の家からは、宇久須の町を一望の下に眺めることができる。
そして我々は、東伊豆に抜けてツーリング最大の目的地へ。

伊豆アンディランド。
国内唯一の亀の動物園であるアンディランド。
このために今回ははるばるやってきたのだ。
ところが、駐車場にバイクを停めると同時に係員が出てきて「本日営業終了」の看板を出す。
どうやら16時入場終了、16時半閉館らしく、到着は16時2分。
ここは引き下がれない。受付の女の子に説得にかかる。
我々 「30分だけでいいので、入れていただけませんか?」
女の子「明日の準備が始まっちゃってるんで、無理です」
我々 「30分でサッと回るので、お願いできませんか?」
女の子「困ります」
ボクラ「せっかくここまで来たのに・・・」
女の子「だって私、怒られちゃう」
仕方がないので、アンディランド特製クッキー「海のともだち」を購入し気を紛らすしかなかった。

意気消沈したものの、温泉にでも入ろうという展開となり、伊東「東海館」へ向かう。
時間帯によって浴場が入れ替わり、タイミング悪く小浴場だったのだけれど
タイル貼りの小綺麗な浴槽には混ざりっけなしの加温源泉がとうとうと注がれていた。
熱めの湯にどっぷりと肩まで浸かると浴槽からざ~っと湯が溢れ出る。良き良き。
昭和一桁に完成した木造建築の醸し出す重厚な雰囲気は、文化財指定されるに相応しい。
湯上りに「菖蒲の間」の窓辺に腰掛けると、松川を駆ける風が頬を撫ぜ、心地よい。
廃業したのは非常に惜しい。
今日はここに泊まろうか、と思いたくなるような旅館だ。

夕飯は、東海館の目の前にあるうなぎ屋「まとい」で食べた。
これが、最高に美味しかった。
特に、天城産わさびと細切りねぎを散らして食べる「まぶし丼」は絶品。
亀好きではないけれど、伊豆アンディランドにはまたこよう。
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